INTERVIEW乃木坂46インタビュー

「人の力になる」という部分では、
献血とアイドルは似ているなと思っていました。

Q 「献血」に対して、これまで
どういった印象を持っていましたか。

堀
「輸血をされる方のために行っているもの」という認識はありましたが、詳しい知識までは持っていませんでした。興味はずっとあったんですけど、献血ルームに入るまでの勇気がなかなか出なくって。私、けっこう低血圧だったりするので、入っていざ自分が献血できないって言われたらどうしようとか、少し不安なイメージもありました。
私は、街なかでの広告や、献血ルームの方の呼びかけなどから漠然と「誰かの命を助けたり、救ったりするもの」という印象でしたが、自分自身が献血に関わったことは今までなくて、どうしても自分との結びつきは希薄でした。
山下山下
与田与田
「人の力になる」という部分では、献血とアイドルは似ているなと思っていました。自分たちの活動を見て、悩んだり、困ったりしている人から、「元気になったよ」と言ってもらえると嬉しいですが、まさに献血もそれと同じだなって。でも、私自身もそうですが、学校の友人なども、実際に献血に行ったという話はあまり聞いたことがなくて。私のまわりで唯一献血をしていたのが母。みんな少しは知っているけど、どこかヒトゴトっぽい印象もあります。

Q 今回「はたちの献血」キャンペーンキャラクターに就任されて、
その印象に変化はありましたか。

齋藤齋藤
これまで自分の生活には結びつきにくいことだったので、知らないことや、誤解していたことの多さに気づかされました。「日本人の2人に1人はがんになると言われていて、献血した血液がいちばん使われているのはがん治療」ということも初めて知って驚きました。そんな患者さんたちを私ひとりの力で救うことは難しいけれど、献血を通じて少しでも助けになれたらという気持ちになりました。
今回、就任するにあたってホームページを見たり、関係者の方に聞いたりして、積極的に学ぼうという意識が芽生えました。学んだことのひとつに「1日平均で約3,000人もの人が輸血を受けている」という事実があるのですが、それがすごく衝撃的でした。「そんなに必要としている人がいるんだ!」って。あと、これまで献血できる基準というのが自分のなかで曖昧だったのですが、実際に献血へ行って、献血できるかできないかの判断を職員の方がしてくださるということも知って安心しました。できないときはできない理由を言ってくれるのだったら、気負わずに今度行ってみようと思うようになりました。
山下山下
堀
私たちが代表として、正しい知識や、必要性を伝えていきたいと強く思うようになりました。たとえば、50kg未満は献血できないという噂を聞いたことがあるのですが、実際はそんなことなくて、献血の量や種類によっては40kg以上の女性や45kg以上の男性でも献血は可能なんです。そういったことを、浅い知識ではなく、自分で理解したうえで、自分の言葉でしっかりと伝えていきたい。献血というのは、いいことなんだよ、大切なことなんだよっていう意義と一緒に発信できたら嬉しいですね。

私たちと同世代のファンも多くいらっしゃるので、
そんな彼ら、彼女らに向けて、

無関係ではないんだよ、
もう献血できる年齢なんだよ、
ということを今後発信していけたらと思います。

Q メッセージを発信していく立場として、
どうすれば献血増加につながると思いますか。

与田与田
まずは知ってもらうことが第一だと思います。乃木坂ファンには幅広い年代の方がいらっしゃいますけど、握手会をしていると10代20代の方もたくさん来てくださっていて。そんな、特に減少していると言われている年代の方たちにも献血のことをまず知ってもらって、興味を持ってもらって、自分も力になりたいって思っていただけたらいいですよね。次の握手会やイベントなどでは、「(献血に)行ったよ」なんて言ってもらえると、私の言葉が届いたんだなと、とても嬉しく思います。
献血について多少見聞きはしていて興味があったとしても、なかなか一歩を踏み出せない人ってけっこういると思うんです。それはきっと、私自身もそうですけれど、まわりで実際に行ったという話をあまり聞かないから、ちょっとだけ怖さもあるのかもしれない。やっぱり、知らないことが一番の問題だと思うので、私もブログやサイトから、皆さんのお役に立てるような献血の具体的な情報を発信していけたらと思っています。
齋藤齋藤

Q 現在、10代20代の献血者が減少しています。
年齢の近い彼ら彼女らに対し
てどう呼びかけていきたいと思いますか。

星野星野
(献血は)まだ自分とはあまり関係ないと思っている10代20代と同じ世代の人が発信すれば、意外と身近に感じられるのではないでしょうか。乃木坂は、私たちと同世代のファンも多くいらっしゃるので、そんな彼ら、彼女らに向けて、無関係ではないんだよ、もう献血できる年齢なんだよ、ということを今後発信していけたらと思います。あと、私は写真メインのSNSをよく見ているのですが、写真ってひと目で伝わるからとてもわかりやすいし、実際に行かなくても、場所も見れるし、詳しく知れて、行ってみようっていう気にもなる。たとえば、献血に行ったことをSNSで発信すれば、その周りの友だちが自分で調べなくても献血の情報が自然にパッと出てきたりすると、興味もわいたりするのかなと思いました。
ボランティアに興味を持っている若い人たちって、けっこう多いと思うんです。献血はボランティアのなかでも、身近で参加しやすいもののひとつ。だからこそ、誰かのために役立ちたいと思っている方は、絶対この機会に献血をした方がいいと思う。それに献血は「誰かのため」だけではないんです。血液の検査成績を希望すると、健康状態も知れて「自分のため」にもなる。献血を遠いものとは考えずに、遊びに行く少し前に献血に寄るとか、そのあと激しい運動はだめですけど、難しく考えずに参加してもらえたら嬉しいです。
堀

同じ新成人の皆さんにも、そう思って
もらえたら嬉しいという気持ちで臨みました。

Q 今回の「はたちの献血」キャンペーン
メッセージは
「あなたがいなければ、
つくれないもの」ですが、
お仕事や
プライベートでそう感じたことはありますか。

山下山下
つねに感じています。皆さんの支えがあるからこそ、私たちはやっていけているから。特に握手会では、いろいろな私のお仕事などを見てくださったファンの方が「このときすごいよかったよー」とか、自分では気づかないような所まで細かく見てくださっていたりして。そのことを直接教えてくださるのはとても嬉しいですし、直接握手会に来られない方でも、ブログに元気が出るようなコメントを書いてくださる方もいる。たくさんの方とつながっているんだなって思うと、人間ってあったかいなって思います。
お仕事して帰ってきたとき、お家にご飯があったりとか、朝早いのに起こしてくれたり、夜遅くても帰りを待っていてくれたり…。ひとつひとつは小さなことかもしれないですが、そういった家族のサポートが私にとってはとても大きな活力につながっています。もちろん、まわりのスタッフさんたちがいないと、ライブやイベントもできないし、握手会でファンの方とのコミュニケーションも大切。言い出したらキリがないですね。
星野星野

Q 撮影中に意識したことや印象に残ったことはありますか。

堀
CMで私たちは屋上にいる設定なのですが、遠くの人たちにも、そしてたくさんの人たちにも(献血の必要性を)伝えたいという気持ちで臨みました。普段アイドル活動をしているなかでは、笑顔の表情が多いですが、今回は「素」というか、ナチュラルな自分として心の底から伝えたいこと、献血の大切さを意識しました。
私自身が撮影するにあたって、献血についての知識はすごく増えたので、献血のことを多くの人にもっともっと知ってもらいたいという気持ちで臨みました。それと、献血を呼びかけるという、とても大きな責任感が私の頭のなかにあって、いつものお仕事以上に緊張しました(笑)。ポスター1枚でも多くの方が目にしてくださると考えると、私たちの目で訴えられたらいいなと思いながら撮影をしました。
山下山下
齋藤齋藤
私も今年、新成人なんです。はたちって、私のなかではまだ子どもだなって認識がある反面、ひと区切りで大人扱いされる年齢でもあります。だからこれからは、自分自身のことだけではなく、まわりの方にも目を向けて、人とのつながりのようなものをより大切にしてきたい。同じ新成人の皆さんにも、そう思ってもらえたら嬉しいという気持ちで臨みました。

血液型を調べるついでに献血へ行くのもありかなって。
血圧なども事前に調べてもらえるので、
自分のためにもなりますしね。

Q ちなみに乃木坂メンバーと献血に行くとしたら誰と行きますか。

与田与田
せっかくなので、まずは今回CMに出させていただいたメンバーで行ってみたいです。
私は、寺田 蘭世ちゃん。彼女、自分の血液型がわからなくて「?型」って言っているんです(笑)。だから、血液型を調べるついでに献血へ行くのもありかなって。血圧なども事前に調べてもらえるので、自分のためにもなりますしね。
堀
星野星野
自分ひとりでは献血に行かなそうなメンバーを誘いたいですね。たとえば、衛藤(美彩)さんとかは注射が苦手なので(笑)。そういう、注射が苦手な子たちを集めてみんなで行ってみたいです。

「ほかの誰か」ではなくて、一人ひとりが「自分も」、
っていう意識を持ってくださるように
私たちも発信していけたらいいなと思います。

Q 最後に「はたちの献血」
キャンペーンキャラクターとして
メッセージをお願いします。

齋藤齋藤
乃木坂ファンの方って年齢層が本当に幅広くって、最近では若い方もイベントに来てくださったりしているんです。そういう方にも、私たちから献血のことを知ってもらいたいし、私ももっと勉強して、ファンの方に聞かれてもちゃんと答えられるようにしたいと思いますので、皆さんも献血に対して興味をもってもらえたらいいなって思います。
これまで遠くに感じていたものを、少しでも身近に感じてくれたら嬉しいです。私自身も少しでも献血に協力したい気持ちでいっぱいです。そのために、もっと健康になって、いい献血ができるようにしておきます。
星野星野
堀
ファンの方たちは、握手会などでも私たちに献血のことをぜひ聞いてください。ファンの方同士でも、握手会の前や後に献血に行ったりして、「(献血に)行ってきたよ」っていう報告が増えると嬉しいです。献血を通じてコミュニケーションができたらいいなと感じています。
私も今年はたちになるので、同世代の方にもっと献血について知っていただきたいですし、広めていかなきゃいけないなと感じています。自分の起こしたアクションで多くの方々が救われるというのを知っていただけたら、きっとたくさんの方に献血が広まっていくと思います。「ほかの誰か」ではなくて、一人ひとりが「自分も」、っていう意識を持ってくださるように私たちも発信していけたらいいなと思います。
山下山下
与田与田
何ごとにも「きっかけ」はあると思いますが、乃木坂が、献血を知るきっかけになれたらいいなって思っています。命の重みとか、今回の撮影で、学べることはすごく多かったし、私自身もきっかけをいただいたので、もっともっと知って広めたいと思いました。