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「羽生結弦選手と共にいのちと献血の大切さを考えるイベント」当日レポート

平成27年6月1日(月)、強い日差しと澄み切った青空のもと、品川プリンスホテル「クラブeX」にて、「羽生結弦選手と共にいのちと献血の大切さを考えるイベント」を開催しました。 平成27年はたちの献血キャンペーンキャラクターを務めたソチオリンピック、フィギュアスケート男子シングル 金メダリスト 羽生結弦選手を迎え、6月14日の世界献血者デーを前に、いのちと献血の大切さについて語りました。当日の模様をレポートします。

世界献血者デーのテーマと羽生結弦選手起用の思いを語る!

イベントは、日本赤十字社血液事業本部の日野総括副本部長のご挨拶から始まりました。世界献血者デーは、「血液という“いのちを救う贈り物”をくれる献血者に感謝し、血液製剤を必要とする患者様のために献血が欠かせないことを知ってもらう日」と説明。「今年は、"ありがとう、いのちを救ってくれて。"をテーマに掲げ、より多くの人々に自発的で定期的な献血に協力して頂くように呼びかけていきます」と続けました。

  「1日約3,000人の輸血が必要な患者様がいて、そのために献血をして下さる方は1日約13,000人います。しかし、10代~30代の若年層の献血率が減少傾向にあります。若年層へ献血の協力を呼び掛ける目的で、はたちの献血キャンペーンキャラクターとして羽生結弦選手を起用させて頂いた」と語りました。

献血の現状と課題を発表!

次に、日本赤十字社血液事業本部献血推進課の瀧川課長と、ラジオDJで「LOVE in Actionプロジェクト」のプロジェクトリーダーである山本シュウさんが登壇しました。
瀧川課長は、献血者数の推移のグラフをスライドで映し出し、献血に関する状況について、昨年度は約499万人の献血者に協力をいただいたこと、前年度からの減少理由として平成25年度から全血液製剤の使用量と、血漿成分献血の必要数の減少があり、17万人減でも需要に見合った供給であったと説明しました。
また、年代別献血者数の推移のグラフに移り、「20代は平成11年度から、30代は平成22年度から献血者が減少していますが、10代については平成24年度から上昇傾向となっており、これは「LOVE in Actionプロジェクト」を基軸とした広報展開などの結果と考えている」と説明した上で、「しかし、将来の安定供給を考えた場合、今後30代以下の若年層の献血比率を上昇していかなければ、高齢者社会にともなう輸血量の増加に対応していけない」と若年層による献血への対策が必要との見解を示しました。

続いて、山本シュウさんは通年で展開している若年層への献血推進事業「LOVE in Actionプロジェクト」の集大成として、6月11日、12日に日本武道館でLOVE in Action Meeting(LIVE)を開催し、そのイベントでも「6月14日は世界献血者デーということを、1人でも多くの人に伝えて行きたい」と熱く語りました。

黒のスーツ姿の羽生結弦選手登場。

続いて、平成28年はたちの献血キャンペーンキャラクターを務めた羽生結弦選手が登壇。この日は、ふだんの衣装とは違い、黒のシックなスーツ姿でイベントに登場し、山本シュウさんとのトークセッションが始まりました。
6月14日に開催される世界献血者デーについて聞かれた羽生結弦選手は、「正直、今回のイベントの説明を受けるまで知らなかったです。」とコメント。

■世界献血者デーとは
「世界献血者デー」は、血液という『いのちを救う贈り物』をくれる献血者の皆様に感謝し、血液製剤を必要とする患者様のために献血が欠かせないことを知ってもらう日。今年のテーマは、“ありがとう、いのちを救ってくれて。”毎日、献血を通じていのちを救ってくれている献血者に感謝するとともに、より多くの世界中の人々へ「自発的で定期的な献血」にご協力頂けるよう呼びかけるものです。

羽生結弦選手はシーズン中のリンクでの衝突事故や手術などアクシデントに見舞われたことを挙げ、「僕自身、昨年怪我をして、改めてとても身近に感じました。このように献血に協力してくれている方々に感謝をする日というのは、とても素敵ですね!」と世界献血者デーについて彼らしい素直な気持ちを語りました。

■世界各国における世界献血者デーの取り組みを紹介
世界保健機関は、現在国内の血液製剤を献血でまかなえている国は62カ国にとどまっていますが、2020年までにすべての国で献血によって血液製剤をまかなうという目標を掲げています。そのような背景のもと世界献血者デーには、日本だけではなく、世界各国で工夫を凝らしたさまざまイベント等が行われています。  

【世界各国での昨年の取り組み】

①<韓国>
世界献血者デーに合わせて韓国の赤十字社が献血フェスティバルを主催
②<デンマーク>
いくつかの街で地元の献血協力団体が、血液製剤に見立てた「赤いソーダ水」のボトルを運ぶレースを開催
③<ニュージーランド>
人々がニュージーランド血液サービスのフェイスブックやウェブ・ページを通じて、献血をサポートするメッセージを発信

羽生結弦選手は「今、高齢化社会になっていますけれども、やはり若い世代が一番知らないといけない。若い世代が知っていて、それをシェアしていかないといけない。そういう事に関してはSNSというものはものすごくつながりがあるので、そういうもので発信していければいいと思う」と、感想を述べました。

羽生結弦選手、CM撮影秘話と献血への想いを語る

羽生結弦選手が出演した通年献血啓発用のCMが会場で上映されました。撮影時にCMのタイアップ楽曲であるGReeeeNの「ビリーヴ」に乗せて歌うシーンは「口パクだけでは臨場感が出ないので、声に出して歌いました。歌詞を覚えるのが少し大変でした」と正直な思いを語りました。 最後のジャンプシーンに関しては、「スケーター目線からして、軸がずれてる、自分が見たとき納得できず、羽生結弦選手自ら何度も撮り直しをお願いした」という彼らしいこだわりも。

「献血によって命を助けられた方々からの手紙」を朗読

「ありがとう、いのちを救ってくれて。」という、今年の世界献血者デーのテーマに沿って「献血によって命を助けられた方々からの手紙」を小林さんが朗読しました。
これを受け、羽生結弦選手は、「実際に献血されている方の立場からすると、どのように役にたっているというのは実際に声として聞くことはないと思います。このような感謝の声が聞けたこと、僕がこの場にいてこの手紙の内容を発信できるといことにありがたみというか幸せを感じました」と、献血啓発活動の重要性を語りました。

  MCの小林さんは「母が妹を出産する際に大量の出血をし、輸血で命をつないでもらった」と、自身の体験を交え、献血の必要性を訴えました。また、羽生結弦選手も母親について「喧嘩もしますし、励まされることもありますが、なにより一番心配してくれる」と話し、さらに「あなたは私の身体の一部だから」という言葉に「グッときた」と振り返りました。

  羽生結弦選手は「献血は、体の一部、血というものを分けていただくことによって、心または精神状態というものすらも支えられる素晴らしいことだと思います。この献血という行為は命にも関わってくると同時に心にもすごく作用している活動だと思います。皆さん感謝している、助けられている方がいらっしゃることを皆さんでシェアしていただければいいなと思っております」と訴えかけました。
最後に塩崎 恭久厚生労働大臣が登壇し、「羽生結弦選手の協力を得て、これで若い方々が『よし、献血に行ってみよう』という気持ちに自然になっていただければ」と期待を寄せ、イベントを締めくくりました。

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